2020/01/24 14:29
今日は、お茶の時間を注ぐ時間を楽しくしてくれる、表情ある急須のご紹介したいと思います。
急須だと和風すぎて、他の器の雰囲気に合わないという方におすすめの急須です。
ハンドルの形や蓋の穴の位置、そして丸いフォルムがティーポットのような形をしていて、
日本茶だけでなく中国茶や紅茶にも似合う急須となっています。
ゴブレットと合わせて、紅茶を楽しんでいただけます。
丸いコロンとした雰囲気と、蓋の持ち手の丸のバランスもいいですね。
上から持ても丸いフォルムが楽しめます。
中はささめと言う茶漉しがついています。
茶葉にお湯を注いでゆっくり待つ、そしてゆっくり湯呑に注ぐ、そんな時間が愛おしくなる急須です。
この急須は焼締という釉薬を使っていない器です。
ガス窯で焼いた後に薪で焼いています。
この炎の中に急須があります。
※橋爪香代(チャカブ木)さんのinstagramより
火の中で焼かれた急須は、複雑な表情を見せてくれます。
そして、焼締の急須はお茶のえぐ味を吸収し、まろやかにしてくれます。
作家の橋爪香代さんは、九州の福岡県八女市で作陶されています。
良質なお茶として古くから有名な八女茶の産地で、お茶にまつわる器を中心に制作されています。
チャカブ木という名前で活動されているところからも、お茶というフィールドで活動していこうという気持ちが、そしてお茶が身近な様子が伝わりますね。
橋爪さんの轆轤で制作されたお茶の器は、繊細さと力強さを併せ持った魅力があります。
豊かなお茶の時間を、お過ごしください。