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  • 2019/07/12 09:32

    もうひとつのポッケを制作した時に頭の片隅に浮かんでいたのは、江國香織さんの本 ‘とるにたらないもの’

    にあったエッセイ。


    江國さんの文章はとても好きで、一時期そればかり読んでいて、考えや体の一部になっていました。

    ‘とるにたらないもの’というタイトルも、絶妙。

    みんなにとっては違うかもしれないけど、もしくはとるにたらないって知ってるけど、自分にとっては大切。

    誰しも持っている感覚があらわれているな、と。

    色々持ち歩いていると安心感があって大きな鞄を持っていたけれど、ある日を境に小さな鞄にしたというお話です。

     

    持つより持たない方が楽だ、と、ある日ふいに気がついた。すべて持つことなどはできないのだから、

    比較的いろいろ持っている、と思うより、何ももたなくていい、と思う方がずっと安心ではないか。

    ・・・中略・・・小さな鞄一つでどこにでもいかれる、と、思う。ほんとうにすごく楽になった。

    (江國香織 小さな鞄より)

     


    私自身は、荷物が多い日もありますが、基本的には身軽に動きたいタイプ。

    小さめサイズのバッグを持つことが多いです。

     

    もうひとつのポッケのSならミニ財布と携帯、Mならサイズによっては長財布も収納可能です。

    ひもの長さを変えると雰囲気変わりますよね。

    金具は真鍮製。今は金色ですが、使っていくと褐色のいい色合いに変化していきます。

     

    紐もずらすことで、開閉できるようになっています。

     

    使うほどに柔からく、革の味わいがでてきます。

    そうなると体に馴染んでフィットして、まるでもうひとつのポッケのように活躍してくれること間違いなしです。

     

    続・ もうひとつのポッケM

    続・もうひとつのポッケS