2019/07/05 10:00
守田詠美さんのカトラリー
少し黄色味を帯びて柔らかなシルバーの色が優しい守田詠美さんのカトラリー。
よく見ると、成形する際の叩いた跡が見えています。
洋白の素材感に手跡の残る雰囲気がとても印象的なカトラリーです。
カトラリーはスプーンは丸、フォークは4本足と大体決まっているので、微妙なフォルムで印象が違ってきます。
守田さんのカトラリーはとってもシンプルですっきりとしたフォルム。
シンプルさと手跡のバランスがすばらしいカトラリーです。
作家の守田詠美さんは東京の下町の工房で手作業で制作しています。
守切り出しから叩いて成形して。とても地道な作業です。
その叩いた跡が、とてもいい雰囲気を醸し出し、特別なカトラリーにしてくれます。
キズのように見える部分もありますが、成型時についた跡です。
左からテーブルフォーク、テーブルスプーン、デザートフォーク、デザートスプーン、ケーキサーバー。
素材として使われいる洋白は、銅と亜鉛、ニッケルからなる合金で、古くから銀食器や銀のカトラリーの
下地として使われてきました。銀食器やカトラリーは、さらに銀メッキが施されています。
黄色味を帯びた優しいシルバーの風合いがお楽しみいただけます。
守田詠美さんのカトラリーの品質・取扱いについて
叩いて制作しているので、制作過程の跡やキズが残っています。
手仕事の風合いをお楽しみください。
使用後は放置せず、洗って水気を拭き取っていただくことをおすすめします。
金属の表面に皮膜がつけば(少しくすんだ色味になれば)水や食品の跡がつきにくくなります。
酢などの酸味が強いものに長時間つけると変色することがあります。
食洗機の使用はお控えください。
酸化したくすんだ風合いが雰囲気がありますが、ピカピカの状態で使いたい方は、水を含んだ重曹や
アクリルスポンジで磨いてください。